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サウジ閣僚、エネルギー安全保障のための世界的取り組みを呼びかけ

サウジアラビアのエネルギー大臣、アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子。
サウジアラビアのエネルギー大臣、アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子。
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19 Sep 2023 03:09:02 GMT9
19 Sep 2023 03:09:02 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのエネルギー大臣を務めるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は18日、全世界がエネルギー安全保障に注力すべきだと述べた。

カナダで開催中の世界石油会議で発言したサルマン大臣は、石油輸出国機構(OPEC)の動きは「穏健」だとし、OPECのアプローチをインフレの高まりに対抗して世界各国の中央銀行が下している決断に例えた。

世界石油会議はカナダの石油産出の中心都市であるアルバータ州カルガリーで5日間に渡って行われ、石油産出国の政府関係者らが参加している。

サルマン大臣は、石油産出国のグループは価格をターゲットにしているのではなく、市場の価格変動を軟化させようとしているのだと述べた。

サルマン大臣は、世界のエネルギー市場には手際よく規制をかけるべきだと述べた。

また同氏は、中国の需要、欧州の成長、中央銀行によるインフレへの取り組みなど、不確実な動きがあると述べた。

中国の需要について問われたサルマン大臣は、状況は「今のところは悪くない」と述べた。

「まだ結論は出ていません。これは根本的な問題です。結論は出ていないのです」

サウジアラビアとロシアは9月5日、両国合わせて1日130万バレルとなっている自主減産を年末まで延長する決定を下した。OPEC、ロシアおよび同盟産油国は、OPECプラスと呼ばれている。

サルマン大臣は、供給と需要の予測は必ずしも信頼できるものではないと指摘した。

「『見るまでは信じない』、というのが私のモットーであり、このモットーに従って動いた方が常に結果は良いものになるでしょう。現実が予測通りになれば、その時私たちは産出量を増やすことができます」

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