
ベルリン時事:日本とドイツ両政府は18日、首相と閣僚を交えて重要課題を議論する政府間協議を東京で初めて開催する。エネルギーや資源の安定確保を目指す経済安全保障の分野などでの連携を模索する。
ドイツからはショルツ首相のほか、外相や財務相ら重要閣僚6人が訪日。エネルギーや自動車業界などの企業トップらも訪れる見通し。
ショルツ氏は16日の演説で「原材料に関する協力相手を世界中で探している。
訪日時の優先テーマだ」と強調した。ドイツではレアアース(希土類)など重要鉱物の中国依存が問題視されており、調達先の多角化で日本と協力したい考えだ。
首脳会談も予定され、5月に広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、ウクライナやインド太平洋情勢などを巡る認識を擦り合わせる。
南半球を中心とした新興・途上国「グローバルサウス」との関与の在り方も議題になりそうだ。
時事通信