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原爆資料館館長、G7首脳およびプーチン氏に、核兵器の恐怖を警告

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11 Apr 2023 03:04:38 GMT9
11 Apr 2023 03:04:38 GMT9

カルドン・アズハリ

東京:5月に広島で行われるG7首脳会談および同時期に長崎で行われるG7保健大臣会合を前に、核兵器の話題はかけ離れたものではなく、長崎原爆資料館館長は、政治家がこの話題に関する明確な メッセージを世界に送ることを希望している。

 G7主要国リーダーが原爆資料館に行き、原子力爆弾が広島を攻撃した際に起こった現実をしっかりとその目で見てもらいたいと願います」と、月曜日、井上琢治館長は、アラブニュース・ジャパンの取材に答えた。「直に原爆の被害を見て、感じてもらいたい。国内だけでなく他の国々の両方で、核兵器の廃絶に向かった努力をしてもらいたい。核兵器廃絶のための世論にも影響を与えてもらうことを願います」と、井上氏は述べた。

 G7首脳による長嶋原爆資料館への訪問は、まだ明らかになってはいないが、ロシアによるウクライナ侵攻を特に考えれば、訪問時期はちょうど好タイミング、と考えており、彼はプーチンロシア大統領に送るメッセージがあるという。

 「核兵器が存在する限り、常に核兵器に関連するリスクは存在します。核兵器廃絶にわたる努力と、軍事力ではなく対話によるリーダーシップを発揮されるように願います」と、彼は述べた。

 194586日に、広島は原子力爆弾の攻撃にあった最初の都市である。当初の標的地である小倉(現在の北九州市)が雲で覆われていたので、その3日後に長崎が標的になった。

 広島市と長崎市両方に原爆資料館が開館された。アジアで開戦したのは、日本政府ではなく米国が主導したと主張する人々も何人かいるので、論争がなくでもない。現在では両資料館もさらにバランスの取れた歴史観に基づき、原子爆弾が展示され、原爆投下の恐怖を示す写真と展示物で、当時の出来事を詳細に紹介している。

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