
ワシントン時事:米ワシントンを訪問している岸田文雄首相の裕子夫人は17日、ホワイトハウスでジル・バイデン大統領夫人と昼食やお茶を共にしながら会談した。両夫人は日米親善に尽力することを確認。裕子夫人は「親交を深めることができてうれしい」と述べ、「ファーストレディー外交」に努めた。
バイデン大統領とも短時間面会した。日本政府によると、首相夫人が単独でホワイトハウスを訪れるのは初めて。1月に首相が訪米した際、健康上の理由で同席できなかったジル夫人が裕子夫人を別途招待したという。
両夫人はホワイトハウスの南庭で吉野桜を植樹。ジル夫人は「永遠に続く日米友好の象徴だ」と語った。
この後、裕子夫人は、ハリス副大統領の母校で歴史的に黒人学生の教育を重視してきたハワード大を訪れ、日本語を学ぶ学生と懇談。同大は今年初めて、日本との学生交流事業に参加した。
夫人は滞在中、「全米桜祭り」や、設立100周年を迎える国立アジア美術館も視察した。18日に帰国の途に就く。
時事通信