
林芳正外相は12日の記者会見で、米誌タイム(電子版)が9日に掲載した岸田文雄首相のインタビュー記事に関し、外務省として抗議したと明らかにした。「表題と中身に乖離(かいり)がある」と述べた。
記事の見出しは当初「首相は平和主義の日本を軍事大国に転換している」だったが、「平和主義の日本により積極的な役割を与えている」に変更された。
林氏は記事について「結論部分では(首相は)世界の分断を防ぐ歴史的な役割を担う指導者との論調になっており、記事全体としてみればそうした説明が反映されたものと受け止めている」と語った。
時事通信