

茂木敏充外相は8日午前、英国のラーブ外相と東京都内で戦略対話を行った。英国の欧州連合(EU)離脱後、日英外相会談は初めて。日英間の新たな貿易協定交渉について、両氏は早期の開始と妥結を目指すことで一致した。
会談で、茂木氏は「EU離脱後の両国間の経済的パートナーシップの迅速な構築に向けて、できる限り早期に交渉を立ち上げたい」と表明。ラーブ氏は関係強化を目指す考えを強調した。
また、両氏は日英の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)の早期開催に向けた調整を進めることも確認した。
EU離脱後も国際的な影響力を維持したい英国は、米国や日本などアジア・太平洋地域との関係強化を図る方針。海洋進出を進める中国の動きを警戒する日本も、英国の方針を歓迎している。
JIJI Press