
11日閉幕した「さっぽろ雪まつり」(札幌市)の実行委員会は12日までに、期間中の来場者数が202万1000人と前年比約26%減少したと発表した。新型コロナウイルス肺炎で、中国からの観光客が大幅に減少したことが響いた。
現在の会場と同規模になった1993年以降、5番目に少なかった。実行委は、中国からの団体観光客減少のほか、肺炎を受け地元の小学校や幼稚園が団体来場を取りやめたことが影響したとみている。
今年は記録的な少雪による雪不足にも見舞われたが、期間中は最高気温が氷点下の日が続いた。担当者は「きれいな雪像を保てた。コロナウイルスに関するトラブルもなかった」と話した。
雪像は12日から解体が始まっている。
時事通信社