
茂木敏充外相は15日、訪問先のドイツ・ミュンヘンで韓国の康京和外相と会談し、新型肺炎への対応をめぐり両国間で情報共有や緊密な連携を図ることで一致した。
茂木氏はウイルス感染に関し、科学的根拠に基づく正確な情報発信を要請。
元徴用工問題については日本企業の資産現金化がもたらす影響を念頭に、早期解決を目指して対話を続けることを確認した。
両氏の会談は1月に米サンフランシスコ郊外で行われて以来。徴用工問題と日本の対韓輸出管理厳格化について、双方は従来の立場を繰り返して平行線をたどった。茂木氏は東京電力福島第1原発から出る汚染水問題でも韓国政府による正確な情報発信を求めた。
これに先立ち、茂木、康両氏はポンペオ米国務長官と3カ国外相会談を行った。核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、引き続き連携して対応することを申し合わせた。
JIJI Press