
東京:コロナウイルスの大流行によって中国での防護服製造が危ぶまれ、現在使用不能の福島原子力発電所で働く作業員は、ビニールのレインコートを着用することになるかもしれないと18日にオペレーターが警告した。
汚染された放射性物質が衣服や体に付着するのを防ぐため、原発を清掃する作業員は特別なビニール製のコートを着用しており、東電のオペレーターは毎日6,000着を消費している。
しかし東電のスポークスマンはAFP通信に対し、COVID-19の流行が原因で「通常の仕入先から特定の商品を入手するのが難しくなるかもしれません」と語った。
また、「たとえば、IDバッジと各自の放射線測定装置が見える透明なポケット付きのコートがありますが、同じ製品が入手できない可能性があります」と述べた。
そうなると、作業員らはビニール製レインコートなどの市販の製品に頼らざるを得ないだろうと職員は述べた。
どちらにしても放射線は衣服を透過するため、作業員を放射線から保護するようには設計されておらず、安全性に影響はない。
AFP通信