
東京:『アラブニュース・ジャパン』が8月21日に接した情報によると、日本は、9月初旬にサウジアラビアで開催される日本と湾岸協力会議(GCC)加盟国の外相会談に向けて準備を進めている。
GCC事務局の情報筋は、この会談の計画を認め、日本とGCCの外相会談は「9月初週に開催される見込みである」と述べている。
日本は、中東でのアメリカの影響力の低下すると同時に中国の影響力が強まっている中、石油生産国との連携を強化し、中東からの安定したエネルギー供給の確保を目指している。
報道によれば、日本の林芳正外相はこの会議に出席予定で、エジプトとヨルダンも訪問する可能性があるとのことだ。
GCCを構成するのは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、オマーン、バーレーンの6つの湾岸諸国だ。
日本の岸田文雄首相は7月に中東を訪問し、その際に日本とGCCは自由貿易協定の交渉再開を発表した。
『共同通信』によれば、外相らは自由貿易協定や次世代エネルギー源に関する技術協力について協議するとみられており、またイランの核プログラムも議題になる可能性があるとのことだ。
資源に乏しい日本は、エネルギー安全保障の強化の取り組みを進めようとしている。依然として原油と液化天然ガス(LNG)を輸入に大きく依存しており、原油は90%超が中東からの供給だ。
ロイターとともに