
自民、立憲民主両党の国対幹部は30日、国会内で会談し、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受けて、衆院で9月8日午前に閉会中審査を行うことで合意した。経済産業、農林水産両委員会による連合審査として実施。参院でも同日午後に開く方向だ。
連合審査には西村康稔経産相と野村哲郎農水相が出席するほか、参考人として東京電力の幹部の出席を求めることで調整する。
当初、立民は岸田文雄首相の出席を求め、予算委員会での実施を主張。ただ、自民側は首相が来月5~11日にインドネシアとインドを訪問するため応じなかった。
これに関して、立民の笠浩史国対筆頭副委員長は記者団に「首相の説明責任が問われているので非常に遺憾だ」と批判。その上で「地元の漁業関係者から不安や懸念の声も上がっている。風評被害対策も含めてどう対応していくのか、しっかりとただす」と語った。
時事通信