
ソウル:2023年9月16日土曜、朝鮮中央通信(KNCA)が報じたところによると、北朝鮮最高指導者、ロシア訪問中の金正恩氏は15日、戦闘機工場を訪れ、ロシアの航空技術が外部からの潜在的脅威を圧倒し、急速な発展を遂げていることに対し敬意を表明した。
2023年9月15日金曜、金氏はロシア訪問の一環として、西側諸国の制裁下にある戦闘機工場を視察した。金氏のロシア訪問については、アメリカとその同盟国が、ウクライナにおけるロシアの軍事力強化と、北朝鮮によるミサイル開発を促進するとことに繋がると懸念している。
ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏と金正恩氏は13日に会談し、軍事問題やウクライナ戦争、両国の協力関係強化について話し合った。
金氏は戦闘機組立工場でテストパイロットらと面会し、第5世代ジェット戦闘機のSu-57に乗り込み、その技術仕様や飛行性能について詳しい説明を受けた。
同氏は工場で生産された航空機に乗り性能について説明を受けたり、Su-35戦闘機のテスト飛行を見学するなどした。
金正恩氏は16日まで滞在し、東部の都市ウラジオストクと海軍基地を訪問するものと思われる。
ロシア政府は15日、今週の金正恩氏のロシア訪問中、ロシアと北朝鮮が軍事問題やその他の分野でいかなる合意にも署名していないと述べた。
15日、韓国やアメリカは、北朝鮮とロシアの軍事協力は北朝鮮に対する国連制裁違反であり、両国は代償を支払うことになると述べた。
ロイター