

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は日本でのコロナウイルスの感染拡大を受けて、大会ボランティアを対象にした研修を延期した。
21日に出された同委員会の声明によると、研修は22日から始まる予定だったが、日程が変更される。
研修の延期は他の準備には影響せず、競技の中止は検討していない、と声明で述べられている。
昨年末に中国中部で発生し、他の24カ国に広がったコロナウイルス「SARS-CoV-2」を阻止するために日本が十分な対策を取っているのかどうか、疑問が高まっている。
一部の投資家は、7月24日に東京で開催される予定のオリンピックがこの伝染病で台無しになるのではないかと気を揉み始めている。
ウイルスに襲われたクルーズ船 「ダイヤモンド・プリンセス」の400人以上の日本人及び外国人の乗客は、数週間にわたる船上での隔離の後、東京の近くで下船する予定だ。
クルーズ船は3700人を乗せて2月3日に横浜港に到着して以来、横浜港沖で検疫を受け、600人以上が感染した。
乗客のうち、80歳代の日本人2人が20日に死亡した。今後数日のうちに約100人の乗客が下船し、さらなる検疫を受ける予定だ。
日本全国で80人以上がウイルス検査で陽性反応を示し、中国本土では2000人以上が死亡した。
ロイター