ベイルート:20日夜遅く、在レバノン米国大使館の外で何者かが発砲した。
大使館のジェイク・ネルソン報道官は声明で、レバノンの首都ベイルート郊外アウカルにある厳重に要塞化された大使館の敷地の「入口付近で小火器の発砲があった」と述べた。
「負傷者はおらず、施設は安全だ。私たちはレバノンの法執行当局と緊密に連絡を取り合っている」とネルソン氏は述べた。
今年の4月18日に、ベイルート米国大使館爆破事件が起きてから40周年を迎えた。米国当局は、63人が死亡したこの攻撃を、レバノンの過激派組織ヒズボラによるものだと非難している。
この攻撃の後、大使館はベイルート中心部から首都北部のキリスト教徒が住む郊外アウカルに移転した。だが、1984年9月20日にも、新しい場所に移転した大使館が爆破テロに見舞われた。
近年、米大使館への攻撃は報告されていない。
AP