
【エルサレム時事】イスラエル保健省は23日、日本と韓国からの外国人渡航者について「出国から到着まで14日たっていない場合は入国を禁じる」と発表した。日韓両国で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けた措置。イスラエル外務省当局者によると、日本については24日から実行に移される。
イスラエル当局は、同国を訪れた韓国人の団体観光客18人から帰国後のウイルス検査で陽性反応が出た事態を重視。地元メディアによると、22日に韓国から到着した大韓航空機に搭乗していた外国人約200人が入国を拒否された。
また、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船後に日本から小型チャーター機で21日に帰国したイスラエル人1人の感染も確認された。
イスラエルは既に中国からの直行便の運航を停止させる措置を取っている。日本とイスラエルの間では3月から直行便の定期運航開始が予定されているが、今回の措置を受け、延期される可能性がある。
JIJI Press