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ガザで食料と真水が急速に尽きようとしていると、WFPが警告

2023年10月12日、ガザ市へのイスラエルの空爆による火球。(AFP)
2023年10月12日、ガザ市へのイスラエルの空爆による火球。(AFP)
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13 Oct 2023 06:10:35 GMT9
13 Oct 2023 06:10:35 GMT9

ローマ:国連世界食糧計画(WFP)は、イスラエルの完全封鎖を受けて、ガザ地区で必要不可欠な物資が危険なほど少なくなっていると警告した。

「ガザ地区は悲惨な状況にあり、食料や水の供給が制限され、急速に尽きていく中、状況は徐々に悪化している」と、ローマを拠点とするWFPの緊急事態対応次長ブライアン・ランダー氏は述べた。

「WFPは現地に入っていて、対応を行っており、我々は各学校や地区内各地に避難している数千人に食料を供給している。しかし、まもなく使い果たしてしまう」と、同氏は述べた。

赤十字国際委員会(ICRC)は12日に、ガザの病院の発電機の燃料がまもなく尽きると述べ、ガザ地区内の援助物資と医薬品のストックは安全な経路がないために動かせなくなっていると付け加えた。

境界を封鎖した上に、イスラエル軍はガザ地区に大規模な空爆も行っており、数十万人のパレスチナ人が自宅からの避難を強いられている。

「避難先を探し、この環境を生き抜こうと努める人々は、時が経つにつれてより悪い状況に追い込まれていくばかりだ」と、ランダー氏は語った。

同氏は、イスラエルとエジプトの双方に対し、WFPがガザに物資を運び込むための安全なルートの確立と、エリア内で働く国連スタッフの安全確保を要請した。

「攻撃を受けた人道的とみなされる場所、つまり診療所や学校を数多く見てきた。そのため、我々は改めて、国際人道法のもとでの義務を遵守するよう、この紛争の関係者に求めている」と、同氏は述べた。

パレスチナ難民を担当する国連機関のUNWRAは、スタッフ11名がこの紛争で死亡したと発表した。

「ひどい悲劇であり、我々は彼らの家族に哀悼の意を表明する」と、ランダー氏は述べた。

ロイター

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