
エルサレム:両国間の国境沿いで緊張が高まる中、レバノンからの侵入を試みた武装勢力4人を殺害したとイスラエル軍は火曜日に発表した。
「監視部隊は、レバノン国境沿いのセキュリティーフェンスに侵入し、爆発物を仕掛けようとするテロリスト部隊を発見した」とイスラエル軍は発表した。
そして「4人のテロリストを殺害した」と付け加えた。
これに先立ち軍は、イランの支援を受けるレバノンの組織ヒズボラを標的に、レバノン南部を夜通し空爆したと発表した。
10月7日に、ヒズボラと同盟を結ぶパレスチナのハマスによるイスラエルへの前代未聞の攻撃によって引き起こされた戦争が始まって以来、イスラエルとレバノンの国境での衝突により、レバノン側では10人以上の死者が出ている。
死者の大半は戦闘員だが、ロイター通信の記者1人と民間人2人も含まれている。
イスラエル側では少なくとも2人が死亡している。
レバノン国営の国営通信社(NNA)は、国境西側の地域が一晩中「継続的な」砲撃を受けたと報じた。
国営通信社は、Dhayra村の民家が攻撃され、死傷者が出たと報じたが、村民の負傷者数や死亡者数については詳しく述べなかった。
「敵(イスラエル)は白リン弾を使用し、民間人を標的にした」と同通信社は伝えた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチによる先週の非難の後、イスラエル軍は、ガザとレバノン南部での焼夷兵器(白リン弾)の使用を否定した。
火曜日の国営通信社の報道について、イスラエル軍は即座のコメントを控えた。
国際社会は、イランの支援を受けたレバノンの組織であるヒズボラがイスラエルとの戦いにおいてハマス側に加わることで、紛争に第二の戦線が開かれることを懸念している。
イスラエルは北部の28カ所からの数千人の住民の避難を開始している。
AFP