
ラファ:ガザのハマスが運営する保健省は月曜日、イスラエルが2週間以上前に爆撃作戦を開始して以来、パレスチナの飛び地で5000人以上が死亡したと発表した。
イスラエル当局によれば、10月7日のハマスの攻撃で、イスラム過激派によって1400人以上が死亡したという。
イスラエルはまた、過激派が人質222人を拉致し、この国の75年の歴史で最悪の攻撃を行ったと発表した。
イスラエル軍部は、過去24時間に300回以上の新たな攻撃を行ったと発表し、ガザ保健省は、AFP通信が独自に確認できなかった数字であるが、2,000人以上の子どもを含む5,000人以上と死者が急増していると述べた。
数千棟の建物が倒壊し、100万人以上が避難を余儀なくされている。
国連人道機関によると、切実に必要とされている援助を積んだトラック20台が月曜日、エジプトとのラファ交差点からガザに到着した。
国連によれば、ガザは「壊滅的」な状況に直面しており、1日あたりトラック100台分の援助が必要だという。
一夜明けて、ガザのハマス政権は、イスラエルによる爆撃で「60人以上」が死亡したと発表した。
さらに数千人が負傷し、ガザの保健省は市民に「直ちに病院や血液銀行に行って献血するように」と呼びかけた。
イスラエル軍は、「ハマスのテロリストがいるトンネル、数十の作戦司令部」、その他の武装勢力の前哨基地を含む「320以上の軍事目標」を攻撃したと発表した。
また、月曜日にはハマスの越境ドローン攻撃を阻止し、ガザ南部近くのニル・オズとアイン・ハベソール地区を飛行していた2機のUAVを撃墜したと述べた。
ハマスがソーシャルメディアに投稿したところでは、無人偵察機はイスラエル軍の陣地を攻撃しようとしていたとのことだ。
一夜明け、軍は、ガザ郊外での “テロインフラを解体し、行方不明者や遺体を発見する 作戦中に、19歳のイスラエル兵が死亡し、3人が負傷したと発表した。
一方、ガザ南部では、ハーン・ユーニスの町へのイスラエル軍の空爆で死亡した子どもたちが、月曜日に仮設墓地に安置された。
何千人ものパレスチナ人が避難しているこの町の満員の国連が運営する学校では、職員がカラフルなシルクのパラシュートを使ったゲームなどで、トラウマを抱えた若者たちの気を紛らわせようとしていた。
ハマス陣営の発表によると、18万1000戸以上の住宅が被害を受け、そのうち2万戸が全壊または居住不能になったという。
世界中で、イスラエルの味方側も敵側も、ガザ紛争が本格的な地域紛争に発展しないよう警告している。
ネタニヤフ首相は日曜日、ヒズボラに対し、北部で第二の戦線を開けないよう厳しい警告を発し、ワシントンもまた、紛争を激化させようとしているいかなる勢力に対しても、「エスカレート」した場合には躊躇なく行動するとの警告を発した。
しかし、避難のペースは国境の両側で高まっており、国連によれば、進行中の騒乱のために2万人近くがレバノン南部の村から避難したという。
AFP通信の集計によれば、レバノンでは少なくとも41人が死亡している。そのほとんどは戦闘員だが、ロイター通信の記者を含む少なくとも4人の民間人も死亡している。イスラエルでは兵士3人と民間人1人を含む4人が死亡した。
イスラエルはまた、北部国境付近の一連のコミュニティから数千人の避難を命じたが、62歳の桃農家モシェ・ダドゥーシュさんのように、全員が避難を拒否しているわけではない。
「怖くないと言えば嘘になる。でも、ここに残って木の世話をしなければならない。そうしなければ、今年は実がならない」
「私がここを離れない理由はただひとつ。この国以外に行くところがないからです」
週末、イスラエルはガザへの空爆を強化し、広く予想されている地上侵攻に先立ち、国境沿いに数万の軍隊を集結させたと発表した。
イスラエルは、その目的はハマスの壊滅にあると述べているが、その後に何が起こるかについての詳細はほとんど明らかにしていない。
「この戦争が終われば、ガザ地区はハマスに支配されることはない」
しかし、パレスチナのシュタイェ首相は月曜日、西側諸国がイスラエルに「殺しのライセンス(許可)」を与えていると非難し、イスラエルの地上侵攻計画は「さらなる犯罪、残虐行為、強制移住を意味する」と述べた。
「我々は、イスラエルがガザで大虐殺を行い、破壊を広げるための政治的援護を与える、殺しのライセンスとなる発言を非難する」
ジョー・バイデン米大統領をはじめ、リシ・スナク英大統領やオラフ・ショルツ独大統領などの指導者たちはここ数日イスラエルを訪問し、自国を「防衛する権利」を確認するとともに、国際人道法の範囲内で防衛するよう促している。
また、フランスのエマニュエル・マクロンは火曜日、ネタニヤフ首相との会談のためにテルアビブを訪れる予定である。
時事通信