

エルサレム:イスラエルに併合された東エルサレムで6日、ナイフを所持した襲撃者がイスラエル人の女性警官を刺して重傷を負わせ、その後射殺されたと警察が発表した。
「ナイフで武装したテロリストがシャレム警察署を襲い、女性警官を刺した…国境警察の部隊がそのテロリストを銃で無力化した」と警察は声明で述べた。
警察は犯人の身元について詳細には触れなかったが、女性警官1人が重傷、別の1人が軽傷を負ったことを明かした。
イスラエルの救急隊が負傷者ら(両者とも20歳)の治療に当たったという。
今回の襲撃事件は、イスラエルがガザ地区の軍事侵攻を強める中で発生した新たな暴力行為だった。
10月30日にも、東エルサレムでパレスチナ人が警官を刺して重傷を負わせ、その後射殺されたことが警察から発表されていた。
イスラエル軍は、10月7日に発生したハマスの襲撃事件に対する軍事的対応の一部として、ガザ地区での地上侵攻を強化している。イスラエル当局の発表によれば、ハマスによる今回の襲撃事件で1,400人(主に民間人)が死亡し、240人以上が人質として誘拐された。
これ以降、イスラエルはガザ地区を絶え間なく爆撃し、地上部隊も投入。ハマスが運営するパレスチナ自治区の保健省は、これまでに9,770人が殺害され、その約3分の2が女性と子供だとしている。
AFP