
カイロ:米軍をはじめとした海外部隊が駐留するイラク北部のエルビル空港で7日、武装ドローンによる攻撃が2度確認され、合計3機が撃墜されたとイラク・クルディスタンのテロ対策部隊が声明を発表した。
攻撃の首謀者はまだ明らかとなっておらず、イスラエルとハマスの戦争をめぐって中東地域の緊張が高まる中、イラクとシリアに駐留する米軍に対して今回のような攻撃が相次いでいる。
声明によると、空港近くの軍事基地に配備された防衛システムがドローンによる攻撃を防いだという。米国防総省の当局者は、死傷者やインフラ被害はなかったと話した。
イラクのムハンマド・アル・スダニ首相は、イラク西部のアイン・アル・アサド基地、バグダッド国際空港近くの基地、エルビルのハリル基地など、海外からの顧問団を受け入れているイラク国内の3か所に対して行われた最近の攻撃について、首謀者を突き止めると約束した。
ロイター