
パレスチナ自治区ガザ市:赤十字国際委員会(ICRC)は、救命医療物資を運んでいた人道支援の車列が7日にガザ市で銃撃を受けたと報告した。
ICRCの声明によると、トラック5台と赤十字車両2台からなる車列が、アル・クドゥス病院などの医療施設に物資を運んでいる途中で銃撃され、トラック2台が損傷し、運転手1人が軽いケガを負ったという。
ICRCは誰がどの方向から車列を銃撃したかは明らかにしなかった。
「このような状況では、人道支援要員が活動することはできません」と、ガザ地区でICRC副代表部の代表を務めるウィリアム・ションバーグ氏は語る。
「私たちがここにいるのは、支援を必要としている民間人に緊急支援を届けるためです。命を守る援助が医療施設に届くよう確保することは、国際人道法に基づいた法的義務です」
ICRCによれば、銃撃された後、この車列はルートを変更してアル・シファ病院にたどり着き、医療物資を届けたという。
その後、ICRCの車列は重症患者を乗せた救急車6台に同行し、エジプトとの境界にあるラファ検問所に向かったとしている。
AFP