

アブダビ:18日、ガザ地区から負傷した15人の子どもとその家族らを乗せた最初の航空機がアラブ首長国連邦(UAE)に到着したと、国営通信社(WAM)が報じた。
この輸送はUAEのシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド大統領の指令により、UAEの病院での治療に1,000人の子どもたちとその家族を受け入れるというイニシアチブの一環として行われた。
重症や火傷、小児がんを抱える子どもたちはラファ検問所経由でガザ地区から避難し、エジプトのエル・アリーシュ国際空港発の航空機に乗り込んだ。
UAEの各病院の医療チームは、アブダビに到着した子どもたちの受け入れを行った。WAMの発表によると、今後の数週間でさらに負傷したパレスチナ人らの受け入れが行われるという。
UAEのマハ・バカラト外務省保健担当補佐大臣は、UAEの各病院は負傷したパレスチナの子どもたちとその家族が完全に回復し、帰宅できるようになるまで治療を提供する準備ができていると述べた。
イスラエルの苛烈な空爆と地上作戦により、数千人の子どもたちを含む1万1,000人が犠牲となっている。
UAEは2,000万ドルを人道支援に割り当て、1,400トン分の食料、シェルター、医療物資を載せた航空機51機をガザ地区に派遣したと、バカラ氏は述べた。
UAEのザーイド大統領はその後、ガザ地区での野戦病院設置指令を発した。ガザ地区の主要な病院および医療施設は、燃料及び物資の不足により機能を停止している。