
ドバイ:イラン外務省のナセル・カナニ報道官は20日の記者会見で、イエメンのフーシ派が紅海南部を航行中の貨物船(英国企業が所有し、日本郵船が運航)を拿捕した事件にイランが関与しているとするイスラエルの主張に対し、
「同地域の抵抗勢力は、彼らと彼らの人々の利益に基づいて単独かつ自発的に行動しているものであると、我々はこれまで繰り返し発言してきている」と、イランの関与を否定し、さらにイスラエルの主張は、過激派組織ハマスとの戦闘におけるイスラエルの「回復不可能な敗北」から注意をそらすことを目的としていると付け加えた。
イスラエルは19日、今回の拿捕事件は国際的な海洋安全保障に影響を及ぼす「イランのテロ行為」だと発言している。
イラン政府と同盟関係にあるフーシ派は、ガザ地区のパレスチナ過激派組織ハマスと連帯し、イスラエルに向けて長距離ミサイルや無人機を発射している。
ロイター