
パレスチナ自治政府はアメリカ政府関係者とともに戦後のガザの運営計画を立てていると、ブルームバーグニュースがパレスチナのムハンマド・シュタイエ首相の発言を引用して報じた。
12月7日、ラマッラーを拠点とするシュタイエ氏はブルームバーグニュースのインタビューで、紛争の望ましい帰結は、ガザを実効支配する武装勢力ハマスがパレスチナ解放機構(PLO)の下で従属的パートナーとなり、ヨルダン川西岸地区とガザおよび東エルサレムを含む新独立国家樹立を助けるというものだと述べた。
「もし彼ら(ハマス)が合意を結んでPLOの政治方針を受け入れる用意があるのであれば、対話の余地がある。パレスチナ人は分断されるべきではない」とシュタイエ氏は述べて、ハマスを完全に打ち負かそうというイスラエルの狙いは非現実的だと指摘した。
イスラム主義武装組織ハマスが10月7日、イスラエルの村や町を攻撃して1,200人を殺害し、約240人の人質をガザへ連行した後(数字はイスラエル側の発表)、イスラエルはイランの支援を受けるハマスの殲滅を誓っている。
10月7日の越境攻撃を受けてイスラエルがガザへの爆撃を開始して以来、ガザ保健省によると1万7,170人以上が死亡し、4万6,000人が負傷した。
ロイター