



ジェッダ:サウジアラビア、中国、イランの三者合同委員会の初会合が、金曜日に北京で終了し、サウジアラビアとイランの代表が、北京合意の履行に最善を尽くすことを誓約した。
王毅氏(中国共産党中央政治局委員、中国共産党中央外事委員会主任、中国外務大臣)が、サウジアラビアとイランそれぞれの代表団長、ワリード・ビン・アブドルカリム・アル・フライジ副外相とアリー・バゲリ・カニ副外相とのグループ会合の議長を務めた。
会談では、3月の中国の仲介によるサウジアラビアとイランの北京合意、リヤドとテヘランにおける両国の大使館業務の再開、両国外務大臣の会談と相互の訪問に続く両国の改善した関係を中心に話し合いが行われた。
サウジアラビアとイランの代表は、会談の主催という重要な役割を果たした中国を賞賛し、北京合意の合意事項の履行に最善を尽くすことを誓約した。
この三者は、さまざまな分野での三か国協力のいろいろな局面について討議する一方、ガザ地区で続いている困難な状況について、地域および世界の平和と安全保障に対する脅威であるとして懸念を表明し、ガザ地区での軍事行動の即時停止を呼びかけた。
また、持続可能な民間人援助システムの必要性を述べ、パレスチナ人を強制移住させていることを非難した。さらに、パレスチナの将来についての決定は、パレスチナ人の意思を反映し、パレスチナ人自身の国家を樹立し自分たちの運命を決定する権利を擁護するものでなければならないとも述べた。
次回の三者会談は6月にサウジアラビアで行われることで合意した。
サウジアラビアとイランの両国は、中国が会談を主催し、両国政府の仲介の労を取ったことへ謝意を表明した。
三者は、さらに、ガザ地区の情況について懸念を表明し、紛争の解決は、パレスチナ人の意思を支持するものでなければならないと語った。