
アル・ムッカラー:イエメンのフーシ派武装組織は、重要な貿易ルートを監視する米国主導の多国籍機動部隊を標的にするとの脅迫を続けつつ、紅海の船舶に対する攻撃を大幅に縮小した。
木曜日、フーシ派による攻撃は2日目にしてゼロとなり、英国海事通商作戦部(UKMTO)も米中央軍も、商業船や艦艇への新たな攻撃を報告していない。
UKMTOの直近の警報は火曜日未明、ジブチの北東80海里の船舶に接近する「不審な」水上バイクを警告した。
イランに支援されたフーシ派は、イスラエルに向かう船舶が紅海を通過するのを阻止すると脅し、商業船を拿捕した。また、イスラエルにガザ封鎖を解除するよう圧力をかけるため、弾道ミサイルや無人偵察機を船舶に向けて発射したこともある。
米国は、フーシ派の脅威から主要な国際貿易ルートである紅海を守るため、世界連合軍のタスクフォースを率いている。民兵の襲撃により、一部の海運会社は船舶をこの海域から遠ざけるようになった。
フーシ派はイエメンが攻撃された場合、アメリカ主導の海軍を攻撃すると宣言している。
フーシ派による紅海攻撃の減少は、南部の都市タイズで民兵とイエメン政府軍との衝突が再燃している中で起こった。イエメン軍は木曜日、フーシ派がタイズ西部の防空拠点を攻撃したと発表した。
軍の声明によると、部隊はフーシ派の猛攻撃を撃退した。国連の仲介による停戦が実施された2022年4月以降、敵対関係はおおむね緩和されている。
一方、アムネスティ・インターナショナルは水曜日、女性を含む少数派宗教バハイ派の6人の解放をフーシ派に求め、拘束された人々は虐待される重大なリスクに直面しているとしている。
5月25日、武装したフーシ派はサヌアにあるバハイ派の集会を襲撃し、17人を拘束した。世界的な圧力を受け、11人が解放された。
「アムネスティ・インターナショナルは、フーシ派当局に対し、残りの6人のバハイ教徒は、平和的な人権行使にかかわらず拘束されているとして、即時かつ無条件で釈放するよう求める」と、権利団体は声明で述べた。