
ワシントン:国連安全保障理事会は、内戦により700万人が避難民となったと報告した翌日の金曜日、内戦で荒廃したスーダンで暴力が増大していることに「警戒」を表明した。
安保理は共同声明の中で、民間人への攻撃と「国内避難民、難民、亡命希望者が多く住む地域」への紛争の拡大を「強く非難」した。
声明は、同国の情勢悪化を反映し、「安保理理事国はスーダンにおける暴力の拡大と人道状況の悪化に警戒を表明した」と述べた。
国連は木曜日、700万人の国内避難民に加えて、さらに150万人が近隣諸国に避難していると発表した。
4月15日にアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン陸軍司令官と彼の元副官で即応支援部隊(RSF)司令官のモハメド・ハムダン・ダグロとの間で戦闘が勃発して以来、ハルツームの南180キロ(110マイル)にあるワド・マダニ市(紛争中に数千人の避難民の避難所となっていた)は危険な状況となった。
しかし安全保障理事会は、そこでも戦闘が拡大し、難民が再び逃亡していると述べた。
国連事務総長の報道官ステファン・デュジャリック氏は木曜日、「国際移住機関によると、新たな大規模避難の波で最大30万人がアルジャジーラ州ワド・マダニ市から避難している」と述べた。
ライバルの治安部隊が市の拠点を巡って争う中、今週、店主らは略奪者を追い払うために店に板を張り付け、性暴力を恐れて女性たちが街から姿を消した。
理事会は紛争当事国に対し、「スーダン全域での迅速かつ安全かつ妨げられない人道的アクセス」を許可するよう求めた。
理事会は、12月10日の赤十字国際委員会所属の船団襲撃事件を非難し、「スーダンへの人道支援の拡大」を求めた。
「軍事紛争データ分析」プロジェクトによる控えめな推定によれば、軍とRSFの間の戦争により12,190人が死亡した。
AFP