
カイロ:エジプト政府は、スーダンのジャジーラ州ワドメダニから18名の学生と保護者数名を退避させた。
エジプトの外務省は、今回の退避は海外にいるエジプト人の安心と安全を守る任務の一環だと述べた。
さらに、最近ワドメダニでは武力衝突が発生していると述べ、一刻も早くスーダンを離れるようエジプト人に警告した。
18名の学生を市内から確実に退避させるため、スーダン当局との調整が行われた。
救助された人たちはポートスーダンのエジプト総領事館に移送された後、エジプトに向かった。
エジプトの外務省はエジプト市民に対し、いかなる場合もスーダンへの渡航を避けるよう呼びかけた。
12月初旬、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」がワドメダニ市を攻撃し、その後市内で戦闘が勃発した。
4月にRSFと政府の戦闘が発生して以来、ハルツーム南部のワドメダニ市は紛争中に避難民となった数千人の避難所となっている。
スーダンでの戦闘が発生するまでの数か月間、スーダン軍のアブドゥルファッターフ・ブルハン司令官とRSFのモハメド・ハムダン・ダガロ司令官(通称ヘメッティ)の間で緊張が高まっていた。