
リヤド:イエメンのフーシ派は12月28日、紅海の国際海運に向けて対艦弾道ミサイルとドローン発射したが、米海軍の艦船がこれを迎撃、撃墜したと、米軍が29日に発表した。
アメリカ中央軍(CENTCOM)は、X(旧ツイッター)への投稿で、ミサイルとドローンはサヌア現地時間12月28日午後5時45分から6時10分の間にイエメンから発射され、誘導ミサイル駆逐艦「USSメイソン」によって撃墜されたと述べた。
「この海域にいた18隻の艦船に被害はなく、負傷者も報告されていない」と投稿は述べている。
The USS MASON (DDG 87) shot down one drone and one anti-ship ballistic missile in the Southern Red Sea that were fired by the Houthis between 5:45 – 6: 10 p.m. (Sanaa time) on Dec. 28. There was no damage to any of the 18 ships in the area or reported injuries. This is the 22nd… pic.twitter.com/Y4JRS22850
— U.S. Central Command (@CENTCOM) December 29, 2023
CENTCOMの集計によれば、この攻撃はイランが支援するイエメン民兵組織による22回目の攻撃となる。同組織はイエメンの大部分を支配している。
USSメイソンは、フーシ派による国際海運への攻撃に対応するため、紅海に集結した米国主導の多国籍海上安全保障連合の一部である。
フーシ派は10月以来、ガザのパレスチナ人との連帯を示すため、イスラエルと関連があると彼らが見なす、あるいはイスラエルに向けて航行している商業船を紅海上で攻撃している。
しかし、海運当局は、攻撃は無差別に行われるようになっていると主張している。一部の世界的な海運会社は紅海航路を避け、代わりにアフリカを周航する長い航路を選択するようになっている。
MSC地中海海運が所有する「ユナイテッドVIII号」はフーシ派による最新の標的となった。サウジアラビアからパキスタンに向けての航行中に攻撃を受けた同船は回避行動をとり、付近を航行していた連合軍の軍艦に通報した。