
ラマッラー:イスラエル軍は2日、占領下のヨルダン川西岸地区でパレスチナ人4人を殺害したと、双方の情報筋が発表した。
パレスチナ保健省は「4人のパレスチナ人がアズウンの町で占領軍の銃弾により殉死した」と述べた。
公式のWafa通信社は、イスラエル軍が町を襲撃した際に衝突が発生し、男性が射殺されたと伝えた。
「イスラエル占領軍の兵士は襲撃中に、実弾、スタングレネード、催涙ガスを住民に発砲した」と報じた。Waf通信社によると、イスラエル軍は家や会社を捜索し、いくつかの店の監視カメラの映像を押収したという。
イスラエル軍によると、武装組織が発砲し爆発物を投げつけた後、部隊が応戦したという。
「銃撃戦の末、4人のテロリストを殺害し、彼らが使用していたカルロタイプの武器(現地で生産されたサブマシンガン)3丁を押収した」と軍は声明の中で述べた。
兵士1人が中程度の負傷を負ったと同軍は付け加えた。
別の銃撃戦では、部隊がカルキーリーヤの町で発砲したパレスチナ人武装勢力を「無力化」したと、軍は詳細を省いて述べた。イスラエル軍はヨルダン川西岸地区において、一晩で7人を逮捕し、イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、同地区で2,550人以上を逮捕したと付け加えた。
ヨルダン川西岸地区は、1967年の6日間戦争以来イスラエル軍の占領下にあり、イスラエルとハマスの戦闘が始まって以来、緊張が高まっている。
パレスチナ保健省によると、10月7日以降、ヨルダン川西岸地区では少なくとも321人のパレスチナ人がイスラエル軍や入植者によって殺害された。昨年は520人以上のパレスチナ人が同地区内で殺害された。
AFP