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ヨルダンのアブドッラー国王陛下:イスラエルの「残忍な」戦争は、ガザに孤児世代を生み出す

ルワンダのキガリにあるキガリ虐殺記念館を訪問中に発言するヨルダンのアブドッラー2世国王陛下。2024年1月8日に公開された配布資料の写真。(ロイター)
ルワンダのキガリにあるキガリ虐殺記念館を訪問中に発言するヨルダンのアブドッラー2世国王陛下。2024年1月8日に公開された配布資料の写真。(ロイター)
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09 Jan 2024 01:01:45 GMT9
09 Jan 2024 01:01:45 GMT9
  • アブドッラー国王陛下は、イスラエルによるガザへの「無差別攻撃」は決してイスラエルの安全を保証するものではないという教訓を導き出すべきだと述べた

アンマン:ヨルダンのアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン国王陛下は8日、イスラエルはガザでの「残忍な」戦争によって孤児世代を生み出し、紛争によって女性と子供を中心に30,000人以上が死亡または行方不明になったと述べた。

ルワンダのキガリ虐殺記念館で、アブドッラー国王陛下は、アフリカでの紛争における「言語を絶する犯罪」について語ったが、そこから得られる教訓は、イスラエルによるガザへの「無差別攻撃」は決してイスラエルの安全を保証しないということだと述べた。国王陛下の発言は、王宮の声明に続いて国営メディアで報道された。

「この1年、ガザで亡くなった子供たちの数は、世界中の紛争で亡くなった子供たちよりも多い。生き残った子供たちの多くは、両親のどちらか、あるいは両方を失い、一世代丸ごと孤児となっている」と国王陛下は述べた。

「無差別な攻撃や砲撃が平和をもたらすわけがない。憎しみの上で成り立っているのに、どうして安全が保証できるだろうか」とアブドッラー国王陛下は、武装組織ハマスに対するイスラエルの戦争について語った。

ルワンダの虐殺記念館を見学し、訪問者リストにコメントを書いた国王陛下は、1994年の殺害の恐怖を伝える展示物についての説明を受けた。国王陛下は、ルワンダの経験は「紛争を煽る非人間的なレトリックと我々は戦わなければならないということを伝えている」と述べた。

「あなた方の物語は、我々皆のための道標となることがでる。この言語を絶する犯罪の後、ルワンダの人々がどのように行動を起こし、和解に向けて努力し、古傷を癒し、ジェノサイドが再び起こらないようにしたかということだ」と国王陛下はテレビでの発言で述べた。

ロイター

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