
アンマン:ヨルダン王宮は、同国のアブドッラー2世国王がエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領とパレスチナのマフムード・アッバース大統領を10日に迎え入れ、戦争で荒廃したガザ地区を取り巻く「危険な展開」について協議すると発表した。
声明によると、協議は紅海のリゾート地アカバで行われ、「ガザでの即時停戦を推し進め、人道支援の継続的な提供を確かなものにするため、アラブ諸国の見解をヨルダンが積極的に取りまとめる取り組み」の一環として行われる。
この協議では「ヨルダン川西岸地区の状況」にも焦点が当てられるという。同地区は1967年以降イスラエルに占領されている。
アブドッラー国王は7日、アントニー・ブリンケン米国国務長官との会談で、米国がイスラエルに「即時停戦」を迫り、ガザでの戦争がもたらした人道的危機に終止符を打つよう求めた。
10月7日にハマスの武装集団が前例のない攻撃を開始し、イスラエル国内で約1,140人が死亡(公式発表に基づくAFPの集計による)した後、このパレスチナ領で戦争が勃発した。現在までに複数の援助団体が同地区の悲惨な状況について警告している。
イスラエルはハマスが支配するガザ地区への容赦ない砲撃と地上侵攻で対抗し、同地区の保健省の発表によるとこれまでに少なくとも23,210人が死亡した。犠牲者の多くは女性と子供である。
王宮の発表によると、アブドッラー国王は7日にブリンケン氏に対し、「ガザ地区への攻撃を続けることによる壊滅的な影響」についても警告し、同地区での「悲惨な人道的危機を終わらせる必要性」を強く訴えた。
ブリンケン氏は9日にイスラエルのテルアビブで同国に対し、紛争に巻き込まれたパレスチナ市民の命を守るよう求めた。
「ガザ市民の毎日の犠牲者数、特に子供たちの犠牲者数はあまりにも多すぎる」とブリンケン氏は述べた。
また、ブリンケン氏はイスラエルに対し、「パレスチナ人の自治能力を実質的に削ぐような手段を取るのをやめること」を求めた。
ブリンケン氏は、イスラエルとハマスの戦争が中東の他の地域に波及する可能性を排除し、自身が呼ぶ「暴力の終わりなき連鎖」を防ぐため、現在歴訪中である。
AP