ドバイ:イランの体制寄りのタスニム通信社によると、情報省は11日、イラン当局が、1月3日に南東部の都市ケルマーンで発生したテロ事件に関連して35人を逮捕したと発表。
国営イラン通信(IRNA)は、爆発テロを計画した主犯格はタジキスタン国籍の通称Abdollah Tajikiであるとする情報省の声明を報じた。IRNAによれば、同容疑者は12月中旬にイラン南東部の国境を越えて入国し、テロの2日前に爆弾を製造して出国したという。
報道ではまた、爆発テロ犯の1人をBozrovという家族名で特定し、24歳のタジキスタンおよびイスラエル国籍の男であったとした。さらに、アフガニスタンでダーイシュによる数か月の訓練を経て、南東部の国境を越えてイランに入ったという。
その上、報道では、当局はまだ2人目の爆発テロ犯を捜査中であるとした。ダーイシュは、その犯行声明で2人の爆発テロ犯をOmar Al-MowahedとSeif-Allah Al-Mujahedと特定している。
ダーイシュは1月4日、ガーセム・ソレイマニ最高司令官の追悼式典で約100人が死亡、284人が負傷したテロの犯行声明を出した。
イラン政府は、1979年のイスラム革命以来、この残忍極まるテロ事件に対する復讐を誓っている。
ロイター