アラブニュース

ジェッダ：ベンヤミン・ネタニヤフ首相がワシントンで米大統領、副大統領と会談する中、イスラエル軍は木曜日、ガザで少なくとも30人のパレスチナ人を殺害した。 

ネタニヤフ首相は金曜日にフロリダで共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏と会談する予定だ。木曜日のテレビインタビューで、トランプ氏は戦争を止めるよう促し「早く戦争を終わらせるべきだ。戦争をこのまま続けることはできない。長すぎる。長すぎる」と述べた。 

ネタニヤフ首相はホワイトハウスで、ジョー・バイデン氏、そして11月の大統領選挙で民主党候補として圧倒的な支持を得ているカマラ・ハリス氏との個別会談に参加した。 

バイデン大統領はネタニヤフ首相に、ガザ戦争においてほぼ無制限の財政的・軍事的支援を提供しているが、大統領はまた、パレスチナ人の死者数をめぐってイスラエルへの批判を強めており、瓦礫と化したガザへの援助が制限されていることを非難している。 

木曜日、ガザでは、イスラエル軍がハーン・ユーニス東側の町に押し寄せ、ラファ中心部では戦車が侵攻したため、空爆や砲撃で少なくとも30人のパレスチナ人が死亡した。 

戦闘の中心は東部の町バニ・スアイラ、アル・ザナ、アル・カララ。そこでの空爆でパレスチナ人14人が死亡、戦車や空からの砲撃で数人が負傷し、ハーン・ユーニスの東では空爆で4人が死亡した。 

イスラエル軍の砲撃は、エジプト国境に近いラファの数カ所の地域で激化し、戦車は北部、西部、町の中心部で活動した。デイル・アル・バラはまだ戦車が侵攻してきていないが、現在、ガザ地区の他の地域から避難してきた数十万人のパレスチナ人であふれ返っている。