ドバイ:日本は、レバノンのヘイケル病院の汚水処理施設建設を支援する無償資金協力契約を締結した。これは、感染症の予防に役立つ見込みだ。
レバノンの公共下水処理施設は、現在進行する経済危機によりほとんど機能しておらず、コレラやA型肝炎の蔓延につながっている。
1969年に設立されたヘイケル病院は、良質で安価な医療を提供している。同病院が所在する地域の公共下水処理施設も機能していないため、同病院は医療廃水を適切に処理することなく河川に排出せざるを得ない状況にある。
日本による病院への支援は、約18万2500人の住民が暮らすトリポリとラスマスカの沿岸地域における感染症の予防に役立つ見込みだ。
1月17日に行われた調印式おいて、馬越駐レバノン大使は日本がレバノンの脆弱な委員会への支援を継続する意思があることを伝える一方、病院側は日本の支援に感謝の意を表明した。