
テヘラン:イランは29日未明、イランの防衛施設を破壊する計画で宿敵イスラエルに協力した罪で有罪判決を受けた4人の男の死刑を執行したと司法当局が発表した。
司法当局のウェブサイト「ミザン・オンライン」によれば、モハンマド・ファラマルジ、モフセン・マズルーム、ワファ・アザルバル、ペジマン・ファテヒとされる4人の被告は2022年7月に逮捕され、中部のエスファハーン州にある国防省センターに対する作戦実行を企てた罪に問われていた。
「エスファハーン州での爆破作戦を企てたとして(…)逮捕されたシオニストのスパイ組織と関係する組織のメンバー4人に対する死刑判決が今朝執行された」とミザン・オンラインは報じた。
イランによると、男らは「作戦の約1年半前」にイスラエルの諜報機関モサドにリクルートされていた。
男らは、モサドの将校がいる「軍事センターでの訓練」のためアフリカ諸国に派遣されたと司法当局は付け加えた。
男らは2023年9月に死刑判決を受けた。
2023年8月、イランは自国の弾道ミサイル産業を「妨害」するモサド主導の「非常に複雑な」プロジェクトを阻止したと主張した。その数カ月前の2月、イラン政府は、イスファハーン州の軍事施設に対するドローン攻撃の責任はイスラエルにあると非難した。
両国は数十年にわたり影の戦争を続けており、イランはイスラエルとその同盟国であるアメリカが不安を煽っていると定期的に非難している。
AP