
カイロ:ハマスの武装組織であるアル・カッサム旅団は11日、同組織のテレグラム・チャンネルを通じて、過去96時間にわたるイスラエルによるガザ地区への攻撃で、イスラエル人の人質2人が死亡、8人が重傷を負ったと発表した。
「適切な治療が受けられないことを考慮すると、彼らの状態はより危険になっている。イスラエルが爆撃を続けているため、(イスラエルが)負傷者の生命に対して全責任を負っている」と、残りの人質について声明で述べた。
イスラエルの集計によれば、ハマスの武装勢力は10月7日の突然の侵攻で、イスラエル南部で1,200人を殺害し、少なくとも250人を拉致した。イスラエルはガザ地区への軍事攻撃で対抗し、ハマスが運営する保健省によれば、28,000人以上のパレスチナ人が殺害された。
11月下旬の1週間の停戦中、イスラエルが約240人のパレスチナ人囚人を解放するのと引き換えに、ハマスは100人以上のイスラエル人と外国人の人質を解放した。
イスラエル軍の最高報道官ダニエル・ハガリ少将は6日、ガザでハマスに拘束されている残りの人質のうち31人が死亡したと述べた。
「31人の人質の家族に対して、人質となっていた愛する者はもう生きていないと伝え、死亡を宣告した」と、同報道官は定例のメディア・ブリーフィングで語った。
イスラエルは、136人の人質がまだガザで拘束されていると発表した。
すべてのパレスチナ人拘束者の記録とケアを行なっている「パレスチナ囚人クラブ」は11日に声明を発表し、10月7日以降に拘束されたパレスチナ人の数は6,950人に達したと述べた。
ロイター