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アッバース大統領、戦争終結後のガザ統治へのコミットメントを再確認

2020年2月11日、ニューヨークで開催された国連安全保障理事会での演説中、和平ビジョンの地図を掲げるパレスチナのマフムード・アッバース大統領(AFP)
2020年2月11日、ニューヨークで開催された国連安全保障理事会での演説中、和平ビジョンの地図を掲げるパレスチナのマフムード・アッバース大統領(AFP)
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15 Feb 2024 11:02:18 GMT9
15 Feb 2024 11:02:18 GMT9
  • 永続的な和平に関するイスラエル側のパートナーが欠けている、とパレスチナの大統領がAsharq Al-Awsatに語る
  • サウジアラビアの「歴史的で、名誉ある、信頼できる、揺るぎない」支援を称賛

ロンドン:パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、現在の紛争終結後のガザ地区統治へのコミットメントを再確認したが、イスラエルの現政権との和平はあり得ないと警告した。

アッバース大統領はAsharq Al-Awsatに対し、パレスチナ自治政府には「永続的な和平を達成するためのイスラエル側のパートナー」が欠けていると述べ、ベンヤミン・ネタニヤフ首相を「国際的な正当性と法に基づく政治的解決への明らかな障害となっている」と評した。

アッバース大統領は、ネタニヤフ首相が「二国家解決を拒否し、ガザへの戦争を継続すると発表したことは、和平プロセスや安全と安定の達成を公に拒否している明らかな証拠だ。同大統領は占領、権力、入植の論理しか信じていない」と述べた。

アッバース大統領は、パレスチナ自治政府はアラブ・地域・国際的なパートナーと協力していると述べ、サウジアラビアの、和平に向けた「歴史的で、名誉ある、信頼できる、揺るぎない」支援を賞賛した。

「我々の人民に対する攻撃が停止すれば」、パレスチナ自治政府は直ちにガザでの統治任務を果たす用意がある、と同大統領は付け加えた。

和平は依然として、国連への正式加盟を通じて確保されるパレスチナの国家承認にかかっているとアッバース大統領は述べ、イスラエルの占領終結に関する保証と詳細なスケジュールを提供する国際和平会議の開催が必要だと付け加えた。

アラブ諸国や地域の支持は得られているが、アッバース大統領は、アメリカから二国家解決を支持する前向きな声が聞こえてきているにもかかわらず、言葉と行動がまだ一致していないと述べ、その実現に向けての「アメリカの真の意志」を求めた。

「我々はアメリカの高官と何度か会談し、アメリカの二国家解決への取り組みの確約を得てきた」と同大統領は付け足した。

「しかし、こうした会談にもかかわらず、現地での具体的な進展は見られない。イスラエルは、国際決議を拒否し、パレスチナ人に対する暴力を激化させることで、政治プロセスを弱体化させ続けている。最も重要なのは、現地での行動だ」

ガザでの暴力が進行する中、アッバース大統領は東エルサレムとヨルダン川西岸地区での緊張の高まりを指摘し、イスラエルが過激派入植者を保護する一方で、パレスチナ人を殺害していると非難した。

同大統領は「このままでは、事態が制御不能に陥る可能性があると、アメリカを含む世界の指導者たちに警告してきた」と述べ、イスラエルを止めるための十分な圧力がかけられてないと付け加えた。

「それにもかかわらず、我々は事態を沈静化させ、さらなる激化を防ぐために努力している」とアッバース大統領は語った。「イスラエルは占領を終わらせる政治的解決を避けたいので、問題を起こそうとしているのだ」

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