• ハマス、協議なしで決定と発表
• ファタハはハマスの批判に反撃し、ガザがこうなったのはハマスのせいだと非難した。

カイロ：イスラム主義グループ、ハマスが金曜日、パレスチナのマフムード・アッバース大統領が、パレスチナ自治政府（PA）の改革とガザの再建を支援する権限を持つ首相に、盟友で財界の有力者を「一方的」に指名したことを批判した。

モハマド・ムスタファ氏の任命は、パレスチナ自治政府を見直し、占領地ヨルダン川西岸地区の統治を改善するよう圧力が高まった後のことだ。

ハマスによると、この決定は、パレスチナの政治的目的を弱体化させている長年の分裂を終わらせるために、アッバース氏のファタハ運動も参加したモスクワでの会議に最近参加したにもかかわらず、ハマスに相談もなく下されたものだという。

ハマスは声明で、「われわれの国民と国家的大義に害を与えるこのアプローチを続けることに拒否の意を表明する」とした。

続けて「国民的合意なしに個々の決定を下し、新政府樹立のような表面的で空虚なステップに関与することは、一国主義の政策を強化し、分裂を深めるだけである」と述べた。

イスラエルとの戦争が起きている今、パレスチナ人は、社会のすべての構成者が参加する自由な民主的選挙の準備のために、統一された指導部を必要としている。

ヨルダン川西岸地区では、ファタハがハマスのアッバース批判に反撃し、ハマスが一方的に “10月7日の暴挙 “を実行して以来、ガザに降りかかった事態を非難した。

「ハマスが今イスラエルと交渉し、見返りに指導者たちの身の安全を保証するために譲歩案を提示しているが、パレスチナの指導者たちに相談したことがあるだろうか」とファタハの声明は述べた。

外国の要求

大統領として、アッバース氏は依然としてパレスチナ自治政府で最も権力を持つ人物であるが、新政府の任命は、政権交代を求める国際的な要求に応えようとする姿勢を示した。

指定書によると、ムスタファ氏は、以前の紛争後のガザの復興を組織するのに貢献し、5ヶ月以上の戦争で粉々になった地域の救済と再建を指揮し、パレスチナ自治政府の機関を改革するよう任命された。

彼は、2月に政府とともに辞任したモハメッド・シュタイェ前首相の後任である。

2007年にハマスがガザを占領し、アッバース氏の権限がイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区に縮小されて以来、アラブ諸国や国際的な努力はこれまで、パレスチナ自治政府の屋台骨を構成するハマスとファタハを和解させることに失敗してきた。

パレスチナ人は、将来の独立国家の中核として両領土を望んでいる。

ハマスによれば、戦争後、ハマスが政治の舞台から排除されようとする試みは “妄想 “だという。

最近の警告では、ある治安当局者がハマスに関連したニュースサイトに対し、イスラエルのガザ統治計画に協力しようとするグループや地域指導者の試みは「反逆」とみなされ、「鉄拳」で対処されるだろうと述べた。

しかし、同グループは、援助物資の配給に干渉したとして、ここ数日、地元のグループ指導者を殺害したとのメディアの報道を否定した。

ロイター