• アントニオ・グテーレス氏、カイロでエルシーシ大統領と会談し、パレスチナ人が直面する危機について協議
• 「ガザの人々には恐怖と飢餓がつきまとう」とXで語る

ゴブラン・モハメド

カイロ：国連事務総長は、エジプトがガザ地区での停戦を推進し、紛争開始以来ラファ検問所を開放し続けることに尽力してきたことを称賛した。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は日曜日、カイロでエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領に接見した。

両者は、ガザ地区の情勢を中心に、さまざまな国際問題や地域問題について話し合った。大統領報道官によると、両者は、二国家による解決が正義、安全、安定を達成する唯一の道であることで合意し、その実現に資する条件を整える必要性を強調した。

エルシーシ大統領は、パレスチナ難民を支援する国連機関UNRWAへの資金拠出を停止する一部の国の決定に関連する危険性を強調した。

会談ではまた、即時停戦、人質の解放、人道支援の実施に向けた取り組みについても話し合われ、その方法は、国連機関と連携した陸路によるものであれ、ガザ地区北部への空からの投下によるものであれ、いずれであれ可能であるとした。

エルシーシ大統領は、国際法と国際人道法の原則を遵守するグテーレス事務総長の熱心な姿勢を評価し、国際社会に対し、敵対行為の終結と民間人の保護に向けた行動を促す努力を続けていると述べた。

国連安全保障理事会がこのような問題において責任を負うことは重要である、と同事務総長は述べた。

土曜日にラファ検問所を訪れたグテーレス氏は、厳しい障害や困難に直面しながらも、ガザの人々に援助を届けるプロセスを主導してきたエジプトの努力を称賛した。

また、援助物資の輸送と配布を可能にするため、人道目的の停戦の重要性を改めて強調した。

エジプトのサーミハ・シュクリ外相、アッバス・カメル情報局長官、フィリップ・ラザリーニ国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）事務局長、エレナ・パノヴァ国連駐エジプト常駐調整官も出席した同会議は、パレスチナ人の強制移動に反対した。

また、ラファでのいかなる軍事作戦に対しても警告を発した。

グテーレスとシュクリ同氏は、長時間にわたる協議の後、共同記者会見をした。協議ではさまざまな問題が扱われ、特にガザでの戦争を終結させ、人道援助の流れを確保する必要性が強調された。

グテーレス事務総長は、イスラエルによるガザ地区での軍事作戦のやり方は国際法に違反しており、救援活動の障害を取り除くべきだと述べた。

また、国連はUNRWAがパレスチナの人々に対する義務を果たせるよう、十分な資金を確保するよう取り組んでいるとし、ガザへの援助物資を運ぶ唯一の効果的な方法は陸路による輸送だと述べた。

攻撃が続く中、国際社会は信頼性の危機に直面している、とグテーレス氏は述べた。

「恐怖と飢餓がガザの人々を苦しめている。これ以上の猛攻撃は、すべてを悪化させるだろう。パレスチナの市民にとっても、人質にとっても、この地域のすべての人々にとっても最悪だ。人道的な停戦と人質の即時解放が今こそ必要だ」と発言した。