
エルサレム:イスラエル軍は土曜日、ガザ地区南部のハーン・ユーニスで拘束されていた人質の遺体を収容したと発表した。
キブツ・ニール・オズ出身の47歳の農夫であるエラド・カツィールさんは、イスラエルがガザ地区で攻撃を続けるきっかけとなった、ハマス率いるパレスチナの武装集団による10月7日の国境を越えた暴挙の際、ガザに引きずり込まれた253人の人質の1人だった。
カツィールさんは、イスラム聖戦によって殺害された、と軍の声明は発表したが、詳細は明らかになっていない。
イスラム聖戦が、戦争中に開設したテレグラム・チャンネルでも、新たな投稿は確認できなかった。
カツィールさんの父、アブラハムさんは、10月7日に殺害された約1,200人のうちの1人であり、彼の母ハンナさんもまた、人質になったが、ガザのイスラム主義運動であるハマスとの停戦により11月に解放された。
交渉の仲介役を務めるカタールとエジプトは、残る129人の人質解放にむけ、停戦合意にこぎつけようとしているが、今のところ実を結んでいない。ハマス側は、ガザの保健当局によれば33,000人以上のパレスチナ人が殺害された戦争の終結を望んでいる。しかしイスラエルは、ハマスを撲滅するまで戦い続けるつもりだ。
ロイター