
エルサレム:数千人が日曜、イスラエルの国会前に集まり、ちょうど半年前にガザでハマス過激派に拉致された人質の返還を要求した。
元人質アガム・ゴールドシュタインさん(17歳)は、涙を流しながら「まだ生きているなら、頑張って」と叫んだ。
このティーンエイジャーは、11月末のハマスとの取引で解放された。
10月7日、約250人のイスラエル人と外国人が武装勢力に人質に取られた。
軍によれば、129人が未だガザで拘束されており、そのうち34人は死亡したと推定されている。
集会でもうひとつの感情が高ぶった瞬間は、オフリ・ビバスさんは弟のヤルデンさんとその妻シリさん、そして夫妻の息子のアリエル君(4歳)と、最年少の人質クフィル君(1歳)の無事を訴えた。
人質の解放を求める感情的な声が聞かれた、土曜のテルアビブの大規模な反政府デモの主催者は、非政治的であろうとした。
しかし、夫のオムリさんがガザで捕らわれの身となっているリシャイ・メランさんは、人質解放に尽力していないと揶揄されることの多い、ベンヤミン・ネタニヤフ首相を非難した。
「私たちは10月7日に見捨てられ、それ以来見捨てられ続けています」と、2児の母である彼女は、「今すぐ解放せよ!」や「帰還させよ!」と書かれたプラカードを掲げながら語った。
他の人質の家族らは、ネタニヤフ首相がデモ参加者の評判を落とそうとしていると非難し、戦時中に抗議した彼らを「裏切り者」扱いした、と非難した。
しかしネタニヤフ首相は日曜、すべての人質が解放されるまで戦争は終わらないと誓った。
ガザ戦争は10月7日、ハマス過激派による攻撃で勃発し、イスラエルの集計によれば、大半が民間人で、1,170人が死亡した。
ハマスが統治するガザの保健省によれば、イスラエルの報復攻撃により、ガザでは少なくとも33,175人が死亡し、そのほとんどが女性と子どもだという。
イスラエルとハマス間の直近の間接協議は、米国、エジプト、カタールが仲介役となり、日曜にカイロで再開される予定だった。
イスラエルとハマスは、交渉が難航している原因を非難し合っている。
AFP