
ロンドン:ヨルダンのアブドッラー2世国王は水曜、エジプト、イラク、パレスチナの指導者と電話会談を行い、ガザ地区の情勢や相互関係強化の方策に関し協議した。
また、国王と首脳らはイード・アル・フィトルに際して祝辞を交わしたと、ヨルダンの国営通信、ペトラが伝えた。
アブドッラー2世国王は、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領から連絡を受け、ヨルダンとその国民の幸福、そして更なる繁栄への、心からの祝辞を表明したと、大統領府は声明で伝えた。
イラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相は、同国王に連絡し、地域の情勢、特にガザで進行中のパレスチナ人に対する侵略について協議した、とイラク国営通信、INAが伝えた。
INAによると、電話会議では「大量虐殺を止め、国際社会が一歩前に踏み出し、暴力を止め、人道支援の責任に関し協議した」と続けた。
イラクのアブドルラティフ・ラシド大統領も、ヨルダン国王と会談し、両国の関係の深さと様々な分野での協力強化に焦点を当てた協議をした、とINAは続けた。
パレスチナの通信社、WAFAによると、同国王はパレスチナのマフムード・アッバース大統領に連絡し、特にガザのパレスチナ人に対する、イスラエルによる攻撃と、戦争の即時停止の必要性について説明を受けたという。
アッバース大統領は、人道救援と医療援助の受け入れ、人々の移住の防止、エルサレムを含むヨルダン川西岸地区における、イスラエルの危険なエスカレーションの阻止の重要性を強調し、パレスチナが国連の正式加盟国となることの重要性に言及した。
アブドッラー2世国王は、パレスチナ人が正当な権利を獲得し、東エルサレムを首都とする独立国家を樹立するまで、同国を支持することを改めて表明した。
両者は、あらゆる調整と協議を継続すると述べた。