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サウジアラビアと日本の関係は進展し発展し続けていると、前大使は述べています。

Faisal Trad, 日本の前サウジアラビア大使
Faisal Trad, 日本の前サウジアラビア大使
01 Jul 2019 06:07:43 GMT9

Lojien Ben Gassem

  • サウジアラビアと日本は強固な関係性の結果としてとても利益を得てきた、とFaisal Tradは述べています。

リヤド:日本の前サウジアラビア大使によると、サウジアラビアと日本の友好関係は、長く相互に利益をもたらしてきた歴史があり、両国が、サウジアラビアのビジョン2030という目標を実現するためにより近い立場で共に行動するために発展し進展しようとしつつあります。

アラブニュースの独占インタビューの中でFaisal Tradは、両国間の正式な外交関係は1955年にまで遡る、と話しました。

「しかし、コミュニケーションはずっと前に始まりました。19世紀に日本人の巡礼者がメッカを訪れたときです」と彼はさらに言いました。「それから1938年に、King Abdul Azizは東京におけるグランドモスクのオープニングに参加するための招待を受けました。当時イギリスのサウジアラビア大使であったHafiz Wahbaが、彼の代わりに出席しました。」

「サウジアラビアと日本の関係は、平和的共存のための5つのU Nの原則に基づいているため、また、両国はともに深い文化、歴史、遺産を保持しているため、理想的な2国の関係です。」

「日本は正式にサウジアラビアのビジョン2030を支援した最初の国の一つで、それを達成することを補助するために多くの分野の専門知識を提供しています。その結果、日本とサウジアラビアのビジョン2030は発展し、両国は今やとても近い協力関係で行動しています。」

「皇太子Mohammed bin Salmanは2016年9月に日本へ公式訪問を行い、内閣総理大臣の安倍晋三氏と会い、そこで彼らは共同のサウジアラビアと日本のビジョン2030グループを立ち上げることを決定し、2国間の関係における新しい時代を発表しました」とTradは言いました。

前特使は、U Nのサウジアラビア派遣員でもあり、日本の大使を務めていた時代の多くの目立った功績が想起されます。

「2005年に、両国はその素晴らしい外交関係の50周年記念を迎えました」と彼は言いました。「2004年から2009年にかけての、日本のサウジアラビア大使としての私の数年間で、私は、のちの皇太子であるSultan bin Abdul Aziz殿下を2006年の重要な訪問時にお迎えする栄誉に預かりました。当時、両国は東京宣言を発表し、サウジアラビアと日本が戦略的レベルにまで両国の関係性を高めて行くために正しい方向を向くことを宣言しました。

「1年後の2007年、私は当時の日本の総理大臣であった安倍晋三氏の訪問を調整する栄誉に預かりました。それは、リヤド宣言が発表されるなど成功に満ちた訪問でした。その宣言では、技術的、科学的、文化的、そして経済的な関係について扱われました。」

両国間における文化的な交流も数多くなされてきました。例えば2006年に、Tradは日本の大学で研究するためにやってきた200人のサウジアラビア人を迎えました。

「私はその大志に満ち溢れた学生たちの中に私の息子がいることをとても幸運に思いました」と彼は加えました。「サウジアラビアの文化ミッションは後の2010年に開かれ、私たちはそこで研究するおよそ600人の学生たちを受け入れることができたと信じています。」

Tradは、サウジアラビアと日本は、はじめに政治的な繋がりを築いた時以来、強固な外交関係を発展させてきて、その結果それぞれの国は非常に利益を得た、と述べました。

「両国は、サウジアラビアは最も大規模で安定した日本への石油の供給元として有名であり、日本はサウジアラビアにとって最も大きな取引国の一つであり、相互に利益を得てきました。」とTradは述べました。「さらに、プロジェクト、技術、貿易、製品の輸送を通して、強固な相互の繋がりが築かれてきました。」

相互の関係性は今や、多様性のある戦略的なパートナーショップへと発展してきています、と彼は言いました。

「今日、両国の文化を理解することは、相互の関係性を深め拡大していくこと、および強固な戦略的なパートナーシップを確立することのための、欠かせない要素となっています」と彼は加えました。

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