
エルサレム:イスラエルの野党指導者ヤイール・ラピードは月曜日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の政権が前例のないイランの攻撃を受け、「イスラエルの抑止力の完全な喪失」につながったと非難した。
Xに投稿された痛烈な批判の中で、ラピード前首相はまた、ネタニヤフ首相の下で、占領下のヨルダン川西岸地区でパレスチナ人に対する「ユダヤ人テロリストの暴力」が「制御不能」になっていると述べた。
2022年後半に極右政党との連合軍を率いて政権に復帰したネタニヤフ首相は、「ベエリからキリヤト・シュモナまで破壊の山」をもたらしたとラピード氏は述べ、早期の選挙を要求した。
ガザ国境近くのキブツ・コミュニティであるベエリは、10月7日にハマスの過激派が襲撃し、現在も続く戦争の引き金となった。一方、北部の町キリヤト・シュモナは、イスラエル軍とレバノンのヒズボラとの間の数ヶ月にわたる国境を越えた銃撃戦に苦しんでいる。
ラピード氏の発言は、ハマスとヒズボラの両方を支援するイランが、ダマスカスのイラン領事館への致命的な攻撃への報復として、イスラエルに向けて300発以上のミサイルと無人偵察機を発射した2日後のことだった。
イスラエル、アメリカ、そして他の同盟国は、土曜日遅くに行われた空からの攻撃で、ほぼすべての発射を阻止した。
ネタニヤフ内閣はイランの攻撃に対するイスラエルの対応を検討しているが、首相は公的なコメントを発表していない。
イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、暴力が急増しているヨルダン川西岸地区では、イスラエル軍によると、イスラエル人入植者が週末にパレスチナ人の家や車に放火し、少なくとも2人が死亡した。
ラピード氏は、急増する「テロリスト」入植者の攻撃を指摘し、次のように述べた: 「もし我々がこの政府を動かさなければ、それは我々に破滅をもたらすだろう」。
強硬な入植者を含む政府は、1967年以来イスラエルが占領しているヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植地の拡大を優先してきた。
ネタニヤフ首相はここ数ヶ月、ガザで拘束されている人質の運命をめぐる大規模な抗議行動や、復活した反政府運動からの圧力に直面している。
首相のリクード党は声明で、ネタニヤフ首相がイランの核兵器開発を阻止する「世界的キャンペーン」に参加していることを強調した。
AFP