
ブリュッセル:欧州連合(EU)は金曜日、ガザのパレスチナ人に切実に必要とされている援助を提供するため、6,800万ユーロ(7,300万ドル)を追加供与すると発表した。
同領土は、ハマスによる10月7日の攻撃後、イスラエルによる半年以上にわたる砲撃と地上作戦によって壊滅的な打撃を受け、200万人の市民が生き延びるために人道支援を必要としている。
「ガザにおける深刻な人道的危機が悪化の一途をたどっており、現地のニーズが着実に高まっていることから、(欧州)委員会は、現在進行中の戦争の影響を受けているパレスチナ人を支援するための資金援助を強化する」と、EUの声明は述べている。
今回の支援により、2024年におけるEUの人道支援総額は1億9,300万ユーロとなる。
EUによると、新たな援助は、食糧の輸送、清潔な水、衛生設備、避難所に重点を置き、現地のパートナーを通じて行われるという。
国連は、イスラエルの作戦がガザを「人道的地獄絵図」に変え、飢饉が迫っていると懸念している。
EUとアメリカは、イスラエルがガザへの援助をもっと許可するよう要求している。
米軍は木曜日、ガザへの援助物資の輸送を促進するため、桟橋の建設に着手したと発表した。
ガザでの戦争は、10月7日のハマスによるイスラエルへの前代未聞の攻撃で始まった。AFP通信がイスラエルの公式発表を集計したところ、イスラエルでは約1170人が死亡した。
イスラエルはハマスの壊滅を宣言し、報復攻撃によってガザでは少なくとも3万4356人が死亡した。
AFP