
カイロ/ロサンゼルス: イエメンのフーシ派は土曜日、ミサイルが紅海の石油タンカー「アンドロメダ・スター号」に命中したと発表した。彼らは、ガザ紛争でイスラエルと戦うパレスチナ人への支援を示すため、同海域の商業船を攻撃し続けている。
米中央軍司令部は、イランに支援されたフーシ派がイエメンから紅海に向けて3発の対艦弾道ミサイルを発射し、アンドロメダ・スター号に軽微な損傷を与えたことを確認した。
英国の海上警備会社アンブレイによれば、船長は船舶の損傷を報告したという。
ミサイルは2隻目の船舶MV Maishaの近くに着弾したが、損傷はなかったと米中央軍はソーシャルメディアサイトXで発表した。
フーシ派のスポークスマンであるヤヒア・サレア氏は、パナマ船籍のアンドロメダ・スター号は英国船籍であったが、LSEGのデータとアンブレイによれば、最近売却されたという。
現在の所有者はセーシェル籍である。このタンカーはロシアとの貿易に従事している。ロシアのプリモルスクからインドのヴァディナルに向かう途中だったとアンブレイは伝えた。
イラン系のフーシ派武装勢力が11月以降、紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾でドローンやミサイルによる攻撃を繰り返し、荷主は貨物をアフリカ南部周辺の長く高価な航路に変更せざるを得なくなり、イスラエルとハマスの戦争が拡大し、中東が不安定化する恐れが高まっている。
アンドロメダ・スター号への攻撃は、イスラエル、アメリカ、イギリスと関係のある船舶を標的とするフーシ派の活動が一時休止した後に起こった。
USSドワイト・D・アイゼンハワー空母は、商業船舶を保護する米国主導の連合軍を支援した後、金曜日にスエズ運河経由で紅海を出航した。
フーシ派は金曜日、イエメンのサアダ州の領空でアメリカのMQ-9無人偵察機を撃墜したと発表した。
ロイター