
アムステルダム:国際刑事裁判所(ICC)検察局は金曜日、同検察局の職員に対する脅迫行為をやめるよう呼びかけた。
ソーシャルメディア「X」に掲載された声明の中で、ICC検察局は、ICCの職員を妨害したり、脅迫したり、不適切な影響を与えようとするすべての試みを直ちにやめるべきだと述べた。さらに、ICCの組織と管轄区域の概要を定めたローマ規程は、これらの行為を禁止していると付け加えた。
イスラエルとハマスがパレスチナの飛び地であるガザ地区で紛争を起こした際の戦争犯罪の疑いについてのICCの調査に対するイスラエルとアメリカの批判を受けたもので、具体的な事例を挙げていない。
イスラエルもその主要な同盟国であるアメリカもICCのメンバーではなく、パレスチナ領土に対する管轄権を認めていない。同裁判所は、戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイドの疑いで個人を起訴することができる。
先週イスラエルは、ICCがガザにおけるハマスとの戦争遂行に関連した容疑で政府高官の逮捕状を発行する準備を進めている可能性があるとの懸念を表明した。
イスラエル・カッツ外相は、イスラエルはICCが「イスラエルの政治・安全保障の高官に対する逮捕状を発行しないことを期待している」と述べ、こう付け加えた「我々は頭を下げることも、抑止されることもなく、戦い続ける」。
金曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ICCの決定がイスラエルの行動に影響を与えることはないが、危険な前例となるだろうと述べた。
10月、ICCのカリム・カーン主任検事は、ハマスのイスラエル国内での戦闘員や、2007年以来ハマスが統治しているガザでのイスラエル軍による戦争犯罪の可能性について、ICCには管轄権があると述べた。
ホワイトハウスの報道官は月曜日、ICCには管轄権がないと述べた。
ロイター