
ガザ地区ラファ: イスラエルは土曜日、ガザ南部の都市ラファで新たな避難を命じ、ハマスが再編成しているガザ北部の地域にも移動するとして、作戦の拡大に備えた。
ラファ近郊ではイスラエル軍とパレスチナ武装勢力が激しく衝突し、戦闘がエスカレートしているため、付近の重要な援助物資の輸送路は利用できず、11万人以上が北への避難を余儀なくされている。
イスラエルによるラファへの侵攻は、今のところ本格的な侵攻には至っていない。
国連や他の機関は数週間前から、主要な援助物資の入口付近でエジプトと国境を接するラファへのイスラエルの攻撃は、人道活動を麻痺させ、民間人の悲惨な死傷者の急増を引き起こすだろうと警告してきた。ガザの人口の半分にあたる140万人以上のパレスチナ人がラファに避難している。
陸軍報道官のアビシェイ・アドレイ氏は、ジャバリヤ市、ベイトラヒヤ市とその周辺地域のパレスチナ人に対し、家を出てガザ市西部の避難所に向かうよう伝え、人々は「危険な戦闘地域」におり、イスラエルは「大きな力」で攻撃すると警告した。
ガザ北部では激しい戦闘が繰り広げられており、イスラエルがすでに懲罰的な攻撃を開始している地域で、ハマスが再び再編成したようだ。戦闘は今週、同領土北部のガザ市郊外にあるゼイトゥン地区で勃発した。ガザ北部は地上攻撃の最初の標的となった。イスラエルは昨年末、この地域のハマスをほぼ解体したと発表した。
デイル・アル・バラのアル・アクサ殉教者病院で遺体を数えたAP通信記者によると、ザワイダ、マガジ、デイル・アル・バラの町を襲った3つの異なる攻撃で、ガザ中央部では一晩のうちに、女性8人と子ども8人を含む少なくとも19人が死亡した。
ガザ保健省によると、イスラエルによるガザへの砲撃と地上攻撃によって、34,800人以上のパレスチナ人が死亡した。ガザの大部分は破壊され、ガザの人口の約80%が家を追われている。
AP