
北京:中国は今週、エジプトのアブドゥルファッターフハ・エルシーシ大統領をはじめ、多数のアラブ首脳を北京に迎える、と外務省が月曜日に発表した。
同首脳は火曜日から土曜日まで中国を訪問し、中国・アラブ諸国協力フォーラム第10回閣僚会議の開会式に出席する。
代表団の中には、バーレーンのハマド国王、チュニジアのカイス・サイード大統領、アラブ首長国連邦のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領も含まれる。
北京で記者会見した鄧麗外務次官は、習近平国家主席がフォーラムに出席し、木曜日に基調演説を行うと述べた。
習近平主席はまた、「4カ国の首脳とそれぞれ会談し、二国間関係や共通の関心事である地域的・国際的な問題について意見を交換する」と鄧副相は述べた。
このフォーラムは、「中国とアラブ諸国のコンセンサス」を深めることを目的とし、外交トップの王毅氏とモーリタニアの外交官が共同議長を務める。
また、「パレスチナ問題に関して、中国とアラブ諸国の間で共通の声を発することになるだろう」と語った。
中国は近年、アラブ諸国との関係を緊密にしようとしており、昨年はテヘランと長年の敵であるサウジアラビアとの和解を仲介した。
外務省の発表によれば、1月の中東歴訪中、王外交部長はカイロでエルシーシ氏と会談し、関係が歴史上「最高のレベル」に達したと述べたという。
北京でのアラブ首脳との会談は、中国がパレスチナの過激派組織ハマスとイスラエルとの対立における調停者としての立場を模索する中で行われた。
王氏のエジプト訪問では、両国は紛争に関する共同声明を発表し、「包括的で公正かつ永続的な解決 」への支持を表明した。
中国は歴史的にパレスチナの大義に共感し、イスラエル・パレスチナ紛争の2国家解決策を支持してきた。
そして習近平主席は、戦闘を解決するための「国際平和会議」を呼びかけている。
イスラエルは10月7日以来、ガザで少なくとも35,984人を殺害している。
AFP